世界地方自治憲章草稿の概要

 

1 欧州地方自治憲章を参考に、地方自治、特に団体自治の確立を目指す国際憲章

2 地方自治の憲法的・法的根拠
 ・ 地方自治の原理は、国・州の法律により認知され、憲法で保障

3 地方自治の概念
 ・ 地方自治の権利は、秘密・公平・直接・平等・普通選挙で選ばれた構成員からなる合議体によって行使

4 地方自治の範囲
 ・ 地方自治体は、法律により除外されている事項又は他の行政主体に付与されている事項を除いて、自らの発意に基づいて行動する自由を保有
 ・ 地方自治体の基本的な権能・義務・責務は、憲法又は法律に規定
 ・ 権能及び責務は、通常、完全・排他的な形で地方公共団体に付与
 ・ 地方自治体は、自らに関係するすべての事項の計画及び決定過程に関係

5 地方自治体の境界の保障
 ・ 境界の変更には、関係する地域共同体の意見を聴取

6 地方自治体の適当な行政構造及び資源
 ・ 地方自治体は、内部の行政機構を自ら決定

7 地方レベルでの責務が行使される条件
 ・ 議員には、安全と十分な管理を保障
 ・ 議員の官職と相容れない職務及び活動は、法律で特定

8 地方公共団体の業務の監督
 ・ 地方自治体の活動の監督は、憲法又は法律に定められた場合・手続で、合法性の保障のみを目的
 ・ 地方自治体に委任された職務に関する上位レベルの行政主体による監督は、合法性の判断のみにとどまらない

9 地方自治体の財源
 ・ 地方自治体は、様々な財源を保有
 ・ 財源は、業務と責務に対応したもので、財政の持続性と信頼を保障するもの
 ・ 財源のかなりの割合は、自ら率を決定する権限を有する地方税等
 ・ 財政の持続性を財政調整制度(垂直的又は水平的)により保護
 ・ 財政調整制度のルールを決める過程への地方自治体の参加を法律で保障

10 住民の参加とパートナーシップ
 ・ 地方自治体は、憲法又は法律により、意思決定等に係る住民参加の適当な形を決定する権能を保有
 ・ 地方自治体は、NGO、コミュニティ組織等とのパートナーシップを確立し発展させる権能を保有

11 地方自治体の連合
 ・ 地方自治体は、連合組織を形成する権能を保有
 ・ 地方自治体に関係する立法を行う際には、地方自治体の連合組織の意見を聴取

12 国際協力
 ・ 地方自治体は、国際的な連合に属する権利を保有
 ・ 地方自治体は、法律又は国際条約により、他国の地方自治体と協力する権能を保有

13 地方自治体の法的保護
 ・ 地方自治体が司法による救済に訴えることができること

 

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