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熊本県暴走行為防止対策の推進に関する条例(平成十二年六月二十一日熊本県条例第六十号)

  (目的)
第一条 この条例は、県及び県民等(県民、事業者、保護者、駐車場等管理者並びに学校及び職場等 関係者をいう。以下同じ。)が一体となって自主的かつ積極的に暴走行為の防止に取り組むことが 重要であることにかんがみ、暴走行為の防止に関し、県及び県民等の責務を明らかにするとともに、暴走行為防止対策に関する基本方針を定めることにより、暴走行為防止対策の推進を図ることを目的とする。

  (定義)
第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

  (県の責務)
第三条 県は、暴走行為の状況及びこれに伴い発生する生活環境への被害の状況を把握するための情報を収集し、総合的な暴走行為防止対策を策定し、及び実施する責務を有する。
2  県は、県民等が暴走行為の防止に関して行う活動の促進を図るため、技術的な助言その他の措置を講ずるよう努めなければならない。
3  県は、暴走行為防止施策の効果的な准進を図るため、国及び他の地方公共団体との連携を確保するよう努めるとともに、情報の提供その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

  (県民の責務)
第四条 県民は、この条例の目的を尊重し、暴走行為を助長するおそれのある行為を行わないように努めるとともに、県が実施する施策に協力する責務を有する。

  (事業者の責務)
第五条 自動車等の修理又は販売を業とする者は、暴走行為を助長するような自動車等の改造(改造後の自動車等が法第六十二条に規定する整備不良車両(以下「整備不良車両」という。)となるものに限る。)をしてはならない。
2  自動車等の燃料の販売を業とする者は、整備不良車両であること若しくは法第七十一条の二の規定により運転してはならないこととされている自動車等であることが外見上明らかな自動車等の運転者又は道路運送車両法第十九条に規定する自動車登録番号票並びに同法第七十三条第一項及び第九十七条の三第二項に規定する車両番号票を取り外し、隠ぺいし、若しくは折り曲げた自動車等の運転者に対し燃料を販売してはならない。
3  衣服、はちまき、旗等(以下「衣服等」という。)の刺しゅう又は印刷を業とする者は、衣服等に暴走行為を行う集団の名称その他暴走行為に関する表示の刺しゅう又は印刷をしてはならない。

  (保護者の責務)
第六条 保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で現に少年(二十歳に満たない者をいう。以下同じ。)を監護する者をいう。)は、少年が、暴走行為を行い、あおり、又は唆さないよう指導及び監督をしなければならない。

  (駐車場等管理者の責務)
第七条 駐車場、空き地その他暴走行為を行う集団が常習的に集合する場所の管理者は、暴走行為を行う集団の集合を禁じる旨の掲示その他の暴走行為を行う集団を集合させないための措置を講じなければならない。

  (学校、職場等関係者の責務)
第八条 学校、職場、その他少年の育成に係る機関の関係者は、相互に連携するとともに、その職務を通じ、暴走行為を防止するための施策を講じなければならない。

  (基本方針の策定)
第九条 知事は、暴走行為防止対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、暴走行為防止対策に関する基本方針(以下「基本方針」という。)を定めなければならない。
2 基本方針には、次に掲げる事項について定めるものとする。

3  知事は、前項に規定する基本方針を定めるに当たっては、県民等及び市町村長の意見を聴くことができる。
4  知事は、基本方針を定めたときは、これを公表しなければならない。
5  前二項の規定は、基本方針の変更について準用する。

  (雑則)
第十条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、知事が定める。

  附 則
 この条例は、平成十二年十月一日から施行する。